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Android 12 DP2配信。スワイプでの通知表示や片手モードも搭載

Android 11よりも変更は多くなりそうです

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Googleは3月17日(現地時間)、次期AndroidとなるAndroid 12(Android S)開発者プレビュー2(DP2)をリリースしました。

2月にリリースされたDP1では、API周りの変更が中心で、あまり目に見える新機能はありませんでしたが、DP2では完全ではないものの、いくつかの新機能が登場しています。

まず、Developers Blogでも触れられている内容として、ピクチャーインピクチャー(PIP)の挙動が変わっています。といっても大きな変更ではないのですが、PIPで動画を再生している際、これまではタップすると画面がやや拡大し、コントロールが表示されていました。しかしAndroid 12 DP2では、画面サイズが変わらずにコントロールが表示されます。

また、従来はPIPをダブルタップすると全画面モードになりましたが、DP2では画面が拡大表示(PIPの最大サイズ)されます。

▲シングルタップでコントロール表示(左)、ダブルタップで拡大表示(右)。便利になったかと言われると、そうでもないというのが正直なところ

ジェスチャー操作も増えました。あらたに「スワイプで通知確認」という項目が追加されています。

詳細を開くと指紋センサをスワイプしての通知確認と同じ絵が表示されますが、これは単なるプレースホルダーでしょう。機能としてもほぼ同じです。

画面下部のエッジ部を下にスワイプすると、通知欄が表示されます。Pixelランチャーでは、ホーム画面では同様の操作が以前から行えましたが、他のアプリを使っている場合でも利用可能となっています。

もう一つのジェスチャーとして、以前に噂のあった「片手モード」も追加されました。

画面が下半分のみになり、片手でも指が届きやすくなるというもの。Galaxyシリーズにも同名の機能がありますが、挙動としてはiPhoneのほうに近い印象です。

なお、片手モードのジェスチャーも画面下部のエッジを下にスワイプです。通知の表示と同じジェスチャーになっているので、両方を同時に使うことができません。このあたりは今後修正されるのでしょう。

あと、機能ではありませんが、パターン認証の線が太くなっていました(DP1からかも)。

このほか、スマートウォッチなどが近くにある場合、コンパニオンデバイスを自動で起動するAPIの追加や、ダイアログ表示時に、簡単に背景をぼかせるようにするAPIなども追加されています(どちらもアプリ側で対応が必要)。

Android 12は、順調にいけば4月に開発者プレビュー3(DP3)が配信され、5月からはベータリリースが開始される予定です。

Source: Android Developers Blog