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AirPods Proが立体音響に対応。iOS 14とともに今秋提供予定

これはちょっと楽しみな機能

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初のオンライン開催となったAppleの開発者会議WWDC20において、完全ワイヤレスイヤホンAirPods Proのアップデートが発表されました。今秋リリース予定のiOS 14にあわせて、新機能「Spatial Audio」が利用可能となります。

Spatial Audioは、いわゆる立体音響機能。自分の周囲を包み込むように音が聞こえるというもので、たとえば、映画で背後から何かが近づいてくるようなシーンでは、自分の背後から音が聞こえてくるといったもの。映画だけではなく、FPSなどのゲームでも役立ちそうな技術です。5.1chと7.1chのほか、Dolby Atmosにも対応するとのこと。

立体音響自体は特に珍しい技術でもないのですが、普通はイヤホンやヘッドホンが起点となるので、右から音が聞こえてくる場合、右を向いても音の発生源も一緒に移動してしまいます。

▲普通は右を向くと音の発生源も動いてしまいます

しかし、AirPods Proの場合、iPhoneやiPadの向きも考慮することで、音の発生源はディスプレイに対して固定されます。このため、頭だけ右を向いても、音の発生源は移動しません。正しく「音のする方向を向く」ことが可能になります。

▲音の発生源はスクリーンに対して固定

映画館では、立体的に音が聞こえてきても、その発生源はスクリーンに対して固定されています。これと同じ体験がAirPods Proでも出来るようになるわけです。

▲AirPods Proの新機能は44:39あたりから