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Adobeが手書きにこだわった自社初のハードウェアを開発中

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Adobe Project Mighty

5月4日〜8日の日程でロスアンゼルスで開催中のAdobeのイベント「MAX」の中で、Adobeが自社初となるハードウェアのコンセプトモデルを発表しました。

Project Mighty、Project Napoleonという2つのハードでどちらもiPad(で動作するAdobe Creative Cloud)上で使用します。

Project Mighty

まず人間工学に基づいたという三角軸をしたスタイラスのProject Mighty。通常のスタイラスとしても使用できるほか、Creative Cloud上ではクリップボードをCloud上に持つことができ、適宜そこから内容を呼び出して挿入したりができるようになるようです。わざわざハードを作らなくてもソフト上で実現できるのでは?という気がするのですが、ペンを手に持って操作するという体験が重要だと考えているようです。

Project Napoleon

もう1つが、Mightyとセットで使うデジタル定規のProject Napoleon。スタイラスだけでは直線を引いたり、綺麗な円弧を描いたりというのが難しいですが、この定規を使うことで自動的に補正をしてくれるというもの。自動認識して補正してくれる機能を実装済みのソフトもありますが、これを使うとメニュー操作等は不要で定規を使用した場合は自動補正、それ以外は補正なしといった使い分けが簡単に出来るようです。

図面やデザインを描く人にとって、”アナログ的に手を動かす”ということが重要だと考えているようですね。この辺りは先日発表になったenchantMOONに通じるものを感じます。

どちらもまだ開発中ということでいつ発売されるのか、値段はどうなるのかなどの詳細は不明です。それにしても立て続けに手書きにこだわったソリューションが出てきたところを見ると、今年の後半はアナログ的にデジタルを使うというコンセプトの製品が他にもまだまだ出てきそうですね。

(source Adobe)