Xperia X Performanceの実機レビュー Z5からの買い替えは微妙な印象

2016.5.27 (更新日:2016.07.08)
Xperia X Performance

先日参加したXperiアンバサダーミーティングでSoftbank版Xperia X Performance 502SOをモニターとしてお借りしました。

Xperia Zシリーズに代わるXPeria Xシリーズは日本国内では、このXperia X Performanceしか発売されません。
そんなXperia X Performanceはどんな機種なのか?早速レビューをお届けします。

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Xperia Xシリーズの最上位機種

Sonyがグローバルで発表したXperia Xシリーズは、「Xperia XA」「Xperia X」「Xperia X Performance」の3機種。
そのうち日本国内で発売されるのは最上位のXperia X Performanceのみとなっています。

日本の超ハイエンド市場という特殊性があっての判断なのかもしれませんがちょっと残念です。
せっかくなら下位クラスのXperia Xperia Xも(できたらSIMフリーで)日本で出してほしかった。

なお、この3機種に遅れて、5月には「Xperia XA Ultra」が発表されいます。

※追記:Xperia XのDual SIM版には技適はありませんが、4G、3Gの同時待ち受けが可能ということです。

Xperia X PerformanceとXperia Z5のスペックを比較

先代となるXperia Z5とXperia X Performanceのスペックを比較してみます。

Xperia Z5 Xperia X Performance
ディスプレイ 5.2インチ 5.0インチ
解像度 1920×1080 1920×1080
プロセッサ Snapdragon810
2.0GHz/1.5GHzオクタコア
Snapdragon 820
2.2GHz/1.6GHzクアッドコア
RAM 3GB 3GB
ストレージ 32GB + microSD(最大200GB) 32GB + microSD(最大200GB)
カメラ 23MP/5.1MP 23MP/13.2MP
バッテリ 2,900mAh 2,570mAh
高さ 146mm 144mm
72mm 71mm
厚さ 7.3mm 8.6mm
重さ 154g 165g

ソニーモバイル Xperia X Performance

ディスプレイが5.2インチから5.0インチと小さくなったこともあり、Xperia Z5と比べると全体のサイズは少しコンパクトになりました。

Xperia X PerformanceとGalaxy S7 edgeのスペックを比較

夏モデルのライバルとなるGalaxy S7 edgeと比較してみます。

Galaxy S7 edge Xperia X Performance
ディスプレイ 5.5インチ 5インチ
解像度 2560 x 1440 1920 x 1080
CPU Snapdragon 820
2.2GHz + 1.6GHz
クアッドコア
Snapdragon 820
2.2GHz + 1.6GHz
クアッドコア
RAM 4GB 3GB
ストレージ 32GB 32GB
バッテリ 3600mAh 2570mAh
防水防塵 IPX5,8/IP6X IPX5,8/IP6X
背面カメラ デュアルピクセル
12MP
23MP
フロントカメラ 5MP 13.2MP
ワンセグ/フルセグ ○/○ ○/○
指紋認証
高さ 150.9mm 143.7mm
72.6mm 70.5mm
厚さ 7.7mm 8.6mm
重さ 約158g 約165g

カメラのカタログ値はXperiaらしく高性能です。
また、5インチと5.5インチの比較だけあって、サイズはXperia X Performanceが一回り小さいです。

Xperia X Performance

細部が大きく変わったXperia X Performance

デザイン的にはいつも通りのXperiaという雰囲気なのですが、細かいところで結構違います。

まずディスプレイ面ですが、周辺部が湾曲した最近はやりの2.5Dガラスとなりました。
デザイン的にも指のあたり的にも優しい感じになっていいのですが、保護シートは全面を覆うのは難しそうです。

Xperia X Performance

変わったところでは、Felicaが前面に来ています。
背面がフルアルミ素材になったのが影響しているのでしょうか?なんとなく改札でディスプレイをぶつけて割りそうで怖いです。

Xperia X Performance

背面はフラットですが、やはり周辺部は少し湾曲しています。

また、日本版だけですが、背面下部はプラスチックになっていますが、これはアンテナ強度との兼ね合いだそうです。

Xperia X Performance

正面向かって右側面に指紋センサを兼ねた電源ボタンとボリューム、シャッターボタン。この辺は一貫して変化がないですね。

Xperia X Performance

正面向かって左側面にはSIMスロット。

Xperia X Performance

SIMトレイはmiroSDも兼用です。
SIMのセット位置が背面なので抜き差しするときは背面を上にしたほうがいいかも。

Xpertia X Performance

上面には3.5mmジャックとマイク穴。

Xperia X Performance

底面にはmicroUSBとマイク穴があります。
マイク穴が上下にありますが、これはバイノーラル録音のためで、正確さのためにマイク穴から内部のマイクまでの距離は上下とも同じになっているそうです。

Xperia X Performance

また、ものすごく細かい点なのですが、Xperia Z5までは周囲のフレーム側面に分割のためのラインが入っていました。
しかし、Xperia X Performanceではその分割ラインが底面にしかありません。

Xperia X Performance

デザイン上こだわったポイントということですが、そこは妥協しておいてもよかったんじゃないかな?

2016-05-26 19.38.11

デレステの動作は快適

今回借りているのはモニター機だからだと思いますが、ベンチマーク系のアプリをインストールすることができませんでした(インストール直後にアンインストールされてしまう)。
仕方がないので、重い3D処理でベンチマーク代わりにも使われているらしい「アイドルマスター シンデレラガール スターライトステージ(デレステ)」で動作を確認してみました。

アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ

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ハイエンド機なので当たり前ですが、「3D標準」でもコマ落ち等なくサクサクぬるぬると快適に動作します。

2016-05-27 11.02.03

ちなみにプレイ直後のカメラ付近の温度は34.2℃でした。

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背面温度の上昇は少ないが、動画の連続撮影で停止する

フルHD(60fps)で動画撮影をしたところ、5分を過ぎたところで温度上昇の警告がでました。

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この時のカメラ周りの温度は40℃でした。

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後日、あらためて動画撮影のテストを行ったところ、15分程で温度上昇のため撮影が停止してしまいました。

停止時の背面温度もやはり40℃ほどだったのですが、どうやらバッテリ温度が46℃を超えると撮影が停止するようです。

バッテリ温度が46℃を超えたときに撮影が終了している

バッテリ温度が46℃を超えたときに撮影が終了している

標準のカメラアプリでは4K撮影ができないものの、Open Cameraという3rdパーティ製アプリを使えば撮影できるのですが、このアプリを使うとなぜか温度上昇で停止せずに30分以上撮影が可能でした。

Open Cameraを使うと、バッテリ温度が45.5℃以上には上がっていないので、なんらかの制限がかかっているのかもしれません。

上限45.5℃をキープ

上限45.5℃をキープ

Xperia Z4 / Z5で発生していたシャッターラグは改善

Xperia Z4、Z5で顕著になったシャッターボタンにタッチしてから実際に写真が撮れるまでのタイムラグ(シャッターラグ)はXperia X Performanceでは改善されていました。

今回のテストではXperia X Performanceの「先読みAF」の効果は確認できませんでしたが、おそらく動きのあるものを撮るときに効果が表れるのではないかと思います。

スクリーンショット_060416_090331_AM

カメラ写りは良好

シャッターラグが改善されたことで、カメラ自体も使ってみようかと思わせるものになっています。
もともとカメラ性能自体は高かったので、隙がなくなった感じですね。

Xperia X Performance

Xperiaには以前から搭載されていますが、最近はやりの「背景ぼかし」機能もきれいに動作しています。

Xperia X Performance

2016/07/07追記:MMD研究所がスマートフォンの画質比較調査を実施し「キレイに撮れるスマートフォン」としてXperia X Performanceが2位になりました。
ちなみに1位はGalaxy S7 edge、iPhone 6sは5位という結果でした。

Xperia Z5からの買い替えは微妙な印象

おおざっぱな印象としては、従来のXperiaから大きな変化はないのかなというのが正直なところです。
よく言えばいつも通りの安定したXperia、悪く言えば代わり映えがしないという感じですが、もちろん、細かなところで改善はされているのだと思います。

ただ、新シリーズをうたうほどの変化は感じ取れないので物足りなさはあります。
あえてXシリーズにする必要はあったのかな……。

Xperia Z4/Z5から買い替える価値があるかと聞かれると、正直微妙です。カメラは良くなっているようなので、Z4/Z5で不満を持っているなら、買い替えることで満足できる可能性は高いです。

逆に、Xperia Z4/Z5のカメラに不満がないのなら買い替えるメリットは感じないかもしれません。

参考

Xperia X Performance関連のまとめ記事を作成しました。

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