WACOMのデジタル文房具、BAMBOO Slateはそろそろ日常使いが出来そうなレベルでした

2016.10.14 (更新日:2016.10.16)
ワコム

iWireの企画でワコムの新製品 Bamboo Folio、Bamboo Slateの体験イベントに参加してきました。

手書きをデジタル化するBambooスマートパッド

Bammboo Folio/Slateはワコムが9月に発表した製品で、発売は10月31日の予定です。
ワコムではすでにBamboo Sparkという同種の製品を発売していますが、Folio/Slateは後継機ではなく、Sparkと合わせて「Bammbooスマートパッド」という製品群となります。

SparkがA5のバインダー型、FolioがA4のバインダー、SlateがA5とA4の2種でA5、A4のすべてがカバーされる形です。

2016-10-13-19-16-16

Bamboo Slateのレビュー

個人的な興味がスレートタイプなので、Bamboo Slateを中心にいじっていましたが、Folioのほうもバインダー型になっているという以外は同じ感じです。

A5(左)とA4のBamboo Slate。載っているのはiPhone 7。

A5(左)とA4のBamboo Slate。載っているのはiPhone 7。

Bamboo Folio。

Bamboo Folio。

A5のSlateは小さく薄く、そして軽いです。

2016-10-13-18-43-13

この手の製品としては、コクヨのCamiApp Sをはじめとして幾つかありますが、いずれも本体が重くて持ち歩くのが億劫になるという問題がありました。
しかし、すくなくともA5のSlateであればまったく苦にはならないだろうと感じます(重さは264g)。

メモパッドは背表紙を差し込む形です。
本体は電磁誘導方式なのでノートはなんでもよく、厚さ8cm程度までは利用可能とのこと。

2016-10-13-19-02-23

ペンのクリップも挿して置ける場所もあるので、ペンの持ち運びも困りません。

2016-10-13-18-43-59

なお、ペン自体には電源等はありませんが、コイルが入っている専用のものになっています。
ペン芯についてはノイズ等の影響を考慮した専用品ということなので、ジェットストリーム等に交換するのは避けたほうが良さそうです(使えるかもしれないけど)。

2016-10-13-18-43-24

ペン先はひねって出すタイプ。
胴体は三角形で握りやすかったです。

2016-10-13-18-43-29

充電はmicroUSB。
バッテリは連続稼働で約8時間とのこと。

2016-10-13-18-44-22

本体にあるボタンは1つだけ。
電源のON/OFFとページ送り(保存)のマルチファンクションになっています。

2016-10-13-19-50-56

背面は布地になっており、手触りもよくすっきりとした外観です。

2016-10-13-18-44-32

コンパニオンアプリはInkSpace。

Wacom Inkspace App

Wacom Inkspace App
開発元:Wacom
無料
posted with アプリーチ

スマートフォンやタブレットがない状態でも、本体に最大100枚分のデータを記録でき、あとで同期することができます。
また、Bambooスマートパッドに書いたものをリアルタイムにアプリ側で確認することも可能です。

専用ペンと専用ノート、あるいは専用台と専用ペン

Bambooスマートパッドは、コクヨのCamiApp Sと同様にデジタイザ方式なので専用の台の上に紙を置き、デジタイザ用の専用ペンで筆記するという形です。
紙(ノート)はなんでもいいというのが特徴で、このためコストパフォーマンスはいいです。

手書きをデジタル化する方法としては、もう一つ、Moleskinのスマートライティングセットやライブスクライブペンのように、専用ノートにカメラ付きのペンで筆記するというタイプがあります。

Smart Writing Set

この方式のいいところは、専用ノートではありますが、比較的小さなノートとペンだけよく、かさばるスレートを持ち歩かなくてよいという点です。
ただし、専用ノートなのでランニングコストは高めです。

Bambooスマートパッド Moleskin スマートライティングセット
使える紙は? 紙はなんでもOK 専用のノート、メモパッドが必要
台は必要? 専用の台が必要 台は不要
専用ペン? 専用のペンが必要 専用のペンが必要
ランニングコストは? 安い(紙がなんでもいいので) 高い(専用ノートなので)

どちらが優れているか?という点についてはそれぞれの使いかたもあるので一概には言えませんが、本体の機能以外に考える点として、デジタル化したデータの扱いがあります。

例えば、Bambooスマートパッドの場合、デジタル化したデータは専用アプリのInkSpace上で見る(活用する)というよりもいったんInkSpaceで受けたあと、Evernoteに送るなり、画像化して何かしらのファイルに貼りこむなりすると思います。
InkSpaceはあくまでも中継点という感じですね。
一度ページを保存してしまうと、そこに追記しても別のデータとして扱われてしまうというのもポイントです(アプリ上で結合することは可能です)。

Inkspace

これに対してMoleskinのスマートライティングセットの場合、専用アプリにノート単位で記録されるため、アプリ上で記録として完結します(もちろん、Evernote他への書き出しも対応しています)。

2016-04-21-04-53-07-410x728

また、ページの追記にも対応しており、紙のノートのデジタルコピーが存在するイメージです。

ちなみに、別の専用ノートに書くと、アプリ上でちゃんと別のノートして認識して記録されます。

Bambooスマートパッド Moleskin スマートライティングセット
追記できる? 不可。アプリ上から結合は可能 可能
ノート単位で記録できる? 不可。ページ単位 可能(自動認識)
テキスト変換はできる? 可能 可能
ベクターでの書き出しは? 可能 可能

これらのことを踏まえると、Bambooスマートパッドはメモ書き的な使い方、Moleskinスマートライティングセットはノートとしてまとまった内容のものを書く使い方、という感じになりそうかな?
もちろんBambooスマートパッドがまとまった内容を書けないとか、Moleskinスマートライティングセットでメモ書きができないということではありませんけど。

ペンはBambooスマートパッドのものが圧倒的にコンパクト。

ペンはBambooスマートパッドのものが圧倒的にコンパクト。

Bambooスマートパッド、軽量で持ち運びも苦にならなそうだけど、必要な時にサッと取り出すという感じではないので、持ち運ぶよりも机上に置きっぱなし、あるいは自宅、職場など必要な場所に必要なだけ置いておくというイメージですね。
A6サイズとが出来ればまた違ってくるのだろうけど、CamiApp Sはデジタイザの歩留まりの問題でA6サイズは見送ったと聞いたことがあります(小さいデジタイザは需要が少ないので高い)。

複写紙の代わりに使えるかも

それにしてもBamboo SlateにしてもFolioにしても本当に薄く軽くなっていました。
一般的なバインダーと大差がないレベルです。

現場で使う報告書のフォーマットとかあると面白そうですね。
その場で手書きして、紙はお客さんに渡して、会社にはデジタルデータが残るという感じで。
従来の複写式の紙の代わりになりそうです。

インフルエンサーワイヤー

タグ: , ,

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

MMD研究所、「女性のスマートフォン利用実態調査」結果を公開 使用しているスマートフォンがiPhoneが圧倒的

MMD研究所が「女性のスマートフォン利用実態調査」というレポートを公開しました。 女性のスマートフォン利用実態調査 対象は15歳~49歳の女子高生、女子大生、社会人独身女性、既婚女性の計1,574人。

Amazon、スマートアップの製品のみを扱う特設ストア「Amazon Launchpad」を日本でも開始

Amazonがスタートアップの製品のみを掲載する「Amazon Launchpad」を日本でもスタートさせました。 Amazon Launchpadはスタートアップ企業が手掛ける製品のみを扱う特設スト

Y!mobile、Android One第2弾となるS1、S2を発表

Y!mobileが国内のAndroid One第2弾となるAndroid One S1、S2を発表しました。 国内Android Oneの第2弾 Android Oneは、NexusやPixelと同様

Vineの後継サービス「Vine Camera」がリリース 使い勝手はVineそのもの

6秒動画の投稿サービス、Vineが昨日1月17日に終了してしまいましたが、代替サービスとして「Vine Camera」がリリースされています。 Vine 開発元:Vine Labs, Inc. 無料

microUSB-USB-Aの両端がリバーシブル仕様になったABOATのUSBケーブル3本セットがお買い得

上下の区別がないUSB Type-Cケーブルはとても便利ですが、まだまだmicroUSBな端末も多いです。 そんな人にも便利そうな、両端のmicroUSB、Type Aとも両面挿しが可能なケーブル3本

スマホの画面をテレビに出力できるMiracast(ミラキャスト)の使い方

スマホの画面をテレビに出力できるMiracast(ミラキャスト)の使い方

名前だけは聞いたことはあるものの、使っている、活用しているという話をあまり聞かないMiracast(ミラキャスト)、どんなものかと思って実際に使ってみました。 ...

Microsoft、Surface Pro 4を価格改定 最大78,000円の値下げ

Microsoft、Surface Pro 4を価格改定 最大78,000円の値下げ

日本Microsoftが本日(1月16日)からSurface Pro 4の価格を値下げすることを発表しました。 Surface Pro 4が最大78,000円の値下げ Surface Pro ...

小型PC「GPD WIN」のゲームパッドをPS4のリモートプレイで使う方法

小型PC「GPD WIN」のゲームパッドをPS4のリモートプレイで使う方法

キーボードとゲームパッドが付いた小型PC「GPD WIN」。 小さくてもWindows PCなので、PlayStation 4のリモートプレイをインストールして、PS4のゲームをプレイすることが可...

honor 8の詳細レビュー HUAWEI P9やZenfone 3と比較してみました

honor 8の詳細レビュー HUAWEI P9やZenfone 3と比較してみました

上位機種のHUAWEI P9と同等のスペックを持つhonor 8の詳細レビュー。HUAWEI P9やASUS ZenFone 3と比較しながら紹介します。...

Android 7.0の標準機能、画面分割モードの使いかた

Android 7.0の標準機能、画面分割モードの使いかた

honor 8へのアップデートが開始されたAndroid 7.0 Nougatはデフォルトで画面分割モード(2画面モード)に対応しています。 画面分割モードはその名の通り画面を2分割して別々のアプ...

MENU

back to top