Quick ChargeやUSB PD、BoostMasterなど急速充電の仕様あれこれ

2016.10.8
Quick Charge

Quick Chargeはそろそろ一般的に感がありますが、Googleの新端末Pixelが対応したUSB PDや、Ankerの充電器に表示されているPowerIQやVoltageBoostなど急速充電の種類が増えてきてよくわからなくなってきました。

なので、とりあえず目についたものだけですが、急速充電の種類について調べてみました。

さまざまな急速充電の仕様

Quick Charge

Qualcommが策定した急速充電の仕様で、急速充電と言えばQuick Charge(QC)というぐらいメジャー。
最新の仕様はQC3.0になります。

qc_social_quickcharge3-0_040616_bloginline_1

充電効率を高めるためには、流れる電流を多く(iPadの2.4Aとか)すればいいのですが、そうすると発熱が問題になりバッテリの寿命にも影響を与えます。
そこでQCでは電流ではなく電圧を上げることで急速充電を行います。
QC2.0では5V、9V、12V、20Vという電圧に対応しており、QC3.0では3.6Vから200mV刻みで20Vまで対応します。

利用するためには端末のほか、充電器側もQCに対応している必要があります。

なお、QC3.0、2.0に対応したデバイスはQualcommのサイトで公開されています。

Snapdragonを搭載していることが条件だと思っていたのですが、Atom搭載のZenFone 2もQC2.0に対応していることから、QCの制御チップさえ積んでいればいいみたいです。

USB PD

USB-IFが策定した充電の仕様で、最大100Wの電源供給が可能になっています。
ノートPCなどでは一部対応しているものもあるようですが、スマートフォンで公式に対応しているのはGoogleのPixelが初でしょうか?

USB PDには5つのプロファイルが設定されており、Pixelで採用されている18WのものはPROFILE 2で、Pixelの充電時には12V 1.5Aが供給されています。

Profile 仕様 W
PROFILE 1 5V 2A 10W
PROFILE 2 5V 2A, 12V 1.5A 18W
PROFILE 3 5V 2A, 12V 3A 36W
PROFILE 4 5V 2A, 12V 3A, 20V 3A 60W
PROFILE 5 5V 2A, 12V 20A, 20V 5A 100W

電圧を上げて急速充電を行うのはQCと同じですが、USB PD自体は急速充電ではなく大電力の給電をUSBで行うことを目的としているようです。

USB PDの説明は下記が詳しいです。

Pump Express/Pump Express+

QualcommのQCに対抗して(?)、MediaTekが策定した急速充電の仕様です。

腕時計など小電力機器向けに3.6V~5V(5W~10W)を流すPump Express(PE)と5V/7V/9V/12V(15W~24W)のPump Express+(PE+)があります。
PE+には5V~20Vまで0.5V刻みで調整できるPE+2.0や3V~6Vまで10mV刻みで調整できるPE+3.0という仕様もあります。

基本的な動作はQCと変わらないようですが、QCとの互換はありません。

対象端末と対応した充電器を持っていないので動作は未確認です。

BoostMaster

ASUSの独自規格・・・なのですが、実態はQC2.0の様子。

BoostMaster

実際、BoostMaster対応のZenFone 2はQualcommのQC2.0対応デバイスリストに名前が挙がっています。

QC2.0

18W(9V/2A)の充電器を使うことで急速充電が可能ですが、当然、QC2.0対応の充電器でも同様に充電ができます。

なお、最新のZenFone 3 DeluxeはBoostMasterではなくQC3.0に対応しています。

PowerIQ / VoltageBoost

充電器でおなじみのアクセサリメーカー Ankerの独自技術です。

通常、USBポートでは決まった仕様(5V 1Aとか)でしか出力をしませんが、PowerIQは接続された機器に最適な電流値を検出して出力します。
VoltageBoostはその名の通り、電圧を少しだけ昇圧(5.2V程度らしいです)して充電効率を高めます。

この2つの組み合わせでQC非対応のスマートフォンでも少しだけ早く充電することが可能になるというものです。

下記の記事で、Ankerの充電器での充電時間についても触れています。

タグ:

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

HUAWIE novaとnova lite発表 若者向けアピールのミドルクラス 2月24日発売

HUAWEI Japanが日本市場向けにHUAWEI nova、nova Liteを発表しました。 どちらも2月24日に発売となります。 若者向けのnovaとnova lite 「日本市場向けに」とい

Amazon、音声リモコンが標準装備になった新型Fire TV Stickの予約を開始 4月6日発売

Amazonが新型Fire TV Stickの予約受付を開始しました。 発売は4月6日、価格は4980円です。 この新型、米国では昨年10月に発売されていますが、大きな変更点として、パーソナルアシスタ

3(さ)月10(と)日は「たけのこの里の日」に オリジナルVRゴーグルが当たるキャンペーンを2月28日から開始

3月10日は「さ(3)と(10)の日」ということでたけのこの里の記念日になったそうです。 たけのこの里と言えば、きのこの山ですが、こちらはすでに8月11日の山の日が記念日として制定されています。 「山

フレキシブルアームなタブレットスタンドが思いのほか便利そう

COSUPAさんのご厚意で、スマートフォン・タブレット用のフレキシブルアームスタンドをご提供いただきました。 この手の製品は以前からありますが、正直なところ「グラグラしたり自重で垂れ下がってきて使い物

AndroidになったNuAns NEO [Reloaded]発表 おさいふ対応、防水防塵で5月に発売

トリニティがWindows 10 Mobileで販売したNuAns NEO。 その後継機となるNuAns NEO [Reloaded]が発表されました。 NuAns NEO [Reloaded] 発表

スマホの画面をテレビに出力できるMiracast(ミラキャスト)の使い方

スマホの画面をテレビに出力できるMiracast(ミラキャスト)の使い方

名前だけは聞いたことはあるものの、使っている、活用しているという話をあまり聞かないMiracast(ミラキャスト)、どんなものかと思って実際に使ってみました。 ...

AndroidになったNuAns NEO [Reloaded]発表 おさいふ対応、防水防塵で5月に発売

AndroidになったNuAns NEO [Reloaded]発表 おさいふ対応、防水防塵で5月に発売

トリニティがWindows 10 Mobileで販売したNuAns NEO。 その後継機となるNuAns NEO [Reloaded]が発表されました。 NuAns NEO [Reloaded]...

Amazon、音声リモコンが標準装備になった新型Fire TV Stickの予約を開始 4月6日発売

Amazon、音声リモコンが標準装備になった新型Fire TV Stickの予約を開始 4月6日発売

Amazonが新型Fire TV Stickの予約受付を開始しました。 発売は4月6日、価格は4980円です。 この新型、米国では昨年10月に発売されていますが、大きな変更点として、パーソナ...

HUAWEI P9よりもおススメ! honor 8の詳細レビュー

HUAWEI P9よりもおススメ! honor 8の詳細レビュー

上位機種のHUAWEI P9と同等のスペックを持つhonor 8の詳細レビュー。HUAWEI P9やASUS ZenFone 3と比較しながら紹介します。...

「HUAWEI P9」と「HUAWEI P9 lite」どちらを買うか悩んでいる人のためスペックを比較

「HUAWEI P9」と「HUAWEI P9 lite」どちらを買うか悩んでいる人のためスペックを比較

HUAWEI P9とP9 lite、どちらを購入するか悩んでいる人のために、スペック比較と選ぶためのポイントになりそうな箇所をピックアップしてみました。...

MENU

back to top